魔法のiらんどって

魔法のiらんどってご存知ですか?今大人気の携帯小説サイトです。大ブレークした『恋空』もこの携帯サイトから出てきたんですね。今や小説家デビューは原稿用紙に書き込んだものを投稿する時代じゃなくなったんですね。魔法のiらんどから出た小説をマンガ化したコミックiらんどなる本も出てるし、この先小説の世界はどうなっていくのでしょう。携帯小説についての情報をお送りします。

恋空の話

携帯小説サイト、魔法のiらんどといえば、最大のヒットは『恋空』高校生の美嘉(田原美嘉)とヒロ(桜井弘樹)の恋物語。
(あらすじ)ヒロは、始めは本気ではなかったが、次第に本気になっていく。アヤとノゾムのカップルとダブルデートをしたり、一緒に授業をサボったり。ところがある日、ヒロは美嘉に突然の別れを告げる。それぞれ別の人と付き合うが、あることをきっかけにまた付き合うことになり幸せな日々を送るが、ヒロが末期のガンであることが判明する。懸命な抗がん剤治療の甲斐もあり、髪の毛が抜ける程度の副作用で3年も生きながらえるが、別れの時を食い止めることは出来なかった。しかし、彼の死後、美嘉は彼の忘れ形見を身篭っている事を知り、今度こそ産み、彼の分まで育てることを決心したところで物語は終わる。(ウィキペディアより一部引用)

携帯小説の特徴

小説という虚構世界を創り、人の心に届く文章や話を書くということはなかなか難しいものです。そこで必要になってくるのが文章を書くときの技術、それは小説の書き方とはまた別の基本的な作文の方法とでも言った方がよいでしょう。ただ、この作法が携帯小説が現われてからずいぶん変わってきました。
携帯小説の場合、原稿用紙に書く小説との一番大きな違いは一行の文字数が極端に少ないということ。12文字や15文字くらいで書かなくてはならないという事です。それがどうして問題なのかというと、改行がまったく変わってくるんですね、携帯小説の場合は。
それと行間を詰めて書くと非常に読みづらい文章になってしまうという事も大きな違いです。恋空などを見ればわかりますが、それこそ一つの文章のあとに一段空欄を入れるというような書き方をしています。この差は大切ですよ。